ブガッティ

ブガッティは1909年、イタリア出身のエットーレ・ブガッティによってフランスのモルスハイムで設立されました。創業当初から芸術性と技術力の融合を追求し、「芸術品のような自動車」を生み出すことを目指しました。

1920年代から30年代にかけて、ブガッティは数々のレースで勝利を収め、高性能車メーカーとしての地位を確立しました。特に「Type 35」は、グランプリレースで2000回以上の勝利を記録する伝説的なモデルとなりました。

第二次世界大戦後、ブガッティは経営難に陥り、1963年に一度は生産を停止。しかし、1987年にイタリアの起業家ロマーノ・アルティオリによって復活を果たします。その後、1998年にフォルクスワーゲングループの傘下に入り、超高級スポーツカーメーカーとして新たな歴史を刻み始めました。

現代のブガッティを象徴するのが、2005年に発表された「ヴェイロン」です。8リッターW16クワッドターボエンジンを搭載し、最高速度407km/hを記録。当時、量産車として世界最速の称号を獲得しました。

2016年に登場した後継モデル「シロン」は、さらにパワーアップし、最高出力1500馬力、最高速度420km/h以上を実現。限定生産された「シロン・スーパースポーツ300+」は、プロトタイプで時速490km/hを記録し、量産車の速度記録を更新しました。

ブガッティの車両は、極限の性能と芸術的なデザイン、そして贅を尽くした内装が特徴です。例えば、シロンのフロントグリルに使用される「ホースシューグリル」は、創業者エットーレの時代から受け継がれるデザインモチーフです。内装には最高級の素材が使用され、一台一台がほぼ完全なカスタムオーダーで製作されます。

最近では、2019年に「チェントディエチ」を発表。ブガッティの伝説的なモデル「Type 57 SC Atlantic」へのオマージュとして、わずか10台の限定生産で話題を集めました。

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